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つれづれレビュー

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空海の風景 | 司馬遼太郎

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空海の風景 | 司馬遼太郎

私が司馬遼太郎の小説にはじめて触れたのは、だいぶ遅くになってからで、24歳頃の事だった。
中学時代から本の虫ではあったものの、読むのはSFとファンタジーやそれに関連したエッセイばかりで、随分と偏った読書遍歴だったように思う。「歴史小説などは小難しそうで野暮ったい」そう思っていたのだ。

はじめて手にしたのは「竜馬がゆく」。当時身をおいていた環境のせいで、極めて限られた本しかなく、とにかく活字に飢えていた私は、他に読む本がなくしかたなしに手にとったのだ。以来、司馬遼太郎ファンである。元々ミーハーなのだ。

本書「空海の風景」は、司馬遼太郎らしい解釈で伝説の存在である空海をダイナミックに描いた作品である。30代も半ばを過ぎ、今一度仏教というものについて考えてみるきっかけとして、まずこの書を選んだのだ。

結果として、この本から仏教について学べるところは希薄であった。その代わり、稀代の天才・超人としての空海にはすっかり魅了されてしまった。学生の時に愛読していたSFやファンタジーとつまる所は変わらないのである。

いずれ四国と西安には訪れなければならないだろう。
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